こんにちは。

新入社員Rです。

我が家の食べ盛り怪獣は白米が大好きで、小さいお腹のどこに入っているのだろうと不思議になるくらい毎日大盛りご飯をぺろりと食べてしまいます。

私はたくさん食べているわが子の姿を見てお腹いっぱいになってしまいます。

我が家の子供だけではなく、日本人の主食である『お米』が、フードテックの技術で子供向け玩具や食器などに大変身しているのをご存じでしたか?

今回はアップサイクルされたお米、『ライスレジン』について学んだことをご紹介します!

 

お米が大変身!日本の環境問題を救う?!『ライスレジン』

私たちが日々お世話になっているプラスチック製品は、廃棄の際に温室効果ガスが発生し地球温暖化の原因のひとつとなります。

また、適切に処分されなかったプラスチック製品が海に流れ着くと海洋汚染になり海の生き物たちに影響が出てしまいます。

海に漂うビニール袋をウミガメが食べてしまったり、日差しや波で砕かれたプラスチックが魚の体内に入り留まると、その魚を食べた人間の健康にも影響が出てきてしまう可能性があります。

 

プラスチックの生産と廃棄がもたらす環境問題に対処するため、世界中でさまざまな戦略と取り組みが行われています。

日本では、2030年までに植物などの再生可能な有機資源で作られたバイオマスプラスチックの市場規模を200万トンに拡大を目指しているそうです。

現在のバイオマスプラスチックはアメリカのトウモロコシ由来や、ブラジルのサトウキビ由来が主力になります。

日本では、安定的・定量的に収穫できるお米を使ったライスレジンが開発されました。

熱を加えると伸びる性質のお米は、熱を加えると伸びる樹脂と相性が良いようで様々な形に成形が可能となるようです。

ライスレジンは焼却時の二酸化炭素排出量を軽減することができ、地球にも優しいものとなっています。

そして耐久性はプラスチックと変わらないくらいの耐久性を維持し、水にも強く、熱処理をしているためカビも生えないようです。

ライスレジンの原料となるお米は、醸造所や米菓メーカーなどで発生した破砕米や米粉、お米の製造時に発生する屑米や、味よりも収穫量を増やすことに重点を置いて作られた食べないお米『資源米』、自然災害で不幸にも食用として出荷できなくなったお米など、飼料にも使われず廃棄されてしまうものが使われています。

資源米は食用米と比べ手間やコストがかからず、震災後に増え続ける耕作放棄地の活用に期待されていたり、廃棄されるお米を使うことでフードロス対策にも繋がります。

現在ライスレジンを使った商品は約800点以上あり、子供の玩具や食器、クッション材、袋など様々な形になって販売されています。

日本全国で安定的・定量的に収穫することが可能な資源で作ることが可能なので、海外に依存しない国産バイオマスプラスチックとして、石油系プラスチックと同等の価格で販売することが可能なようです。

ライスレジンは意外と身近に浸透していて、100円ショップではライスレジンで作られた商品が販売されたりしています。子供の玩具メーカーピープル社からはお米のつみきなどが販売されています。

画像我が家もお米のつみきは出産祝いでいただき、大活躍しています。

ずっと触っていたくなるような温かみのある色と触り心地で、いただいてから数年が経過していますが割れたり欠けたりすることなく現在も現役です!

 

みなさんも身近にあるライスレジン商品を探してみてくださいね♪

 

前回の投稿はこちら!

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