こんにちは。

新入社員のRです。

ある日、PC作業をしていると子供が画面を除きこんで「ママ、この子どうしたの?いたい、いたいなの?」と指をさしてきました。

その時の私は飢餓問題について調べていたので、画面にはやせ細った小さな子供たちが映し出されていました。

理解が難しいかなと思いながらも説明すると、「ダメよ~ごはんどうぞしなきゃ!」と自分のおやつを持ち、玄関へ向かっていました。

国連によると、世界には7億9000万人以上の人が飢餓に苦しめられていると発表していて、その多くは発展途上国が中心といわれています。

飢餓問題は多面的な要因によって引き起こされているため、フードテックだけでは完全解決とはなりませんが、解決に向けた大きな一歩になるとされています。

今回は飢餓問題とフードテックについて学んだことをご紹介いたします。

 

飢餓問題とフードテック

飢餓問題を抱える地域には、様々な原因があるといわれています。

戦争や紛争が起きている地域では爆撃などで食糧供給のルートが断たれてしまい、経済的な困難を抱えると、十分な食糧を購入・確保・適切な保存をすることがすることが難しいです。

他には洪水や干ばつなどの自然災害で作物に被害がでてしまい、収穫ができなくなってしまったり、農業技術が未発達な地域では作物の収穫量が少なく不安定になります。

飢餓問題は栄養不足により成長障害や免疫力の低下などの重度の健康問題を引き起こし、飢餓状態のお母さんが出産すると赤ちゃんも栄養失調状態で生まれてきてしまい出産後間もなく命を落としてしまうこともあります。

また栄養不足になると、未来を切り開いていく子供たちの学習能力の低下や教育の質も落ち、地域や国の発展にも影響が出てしまうといわれています。

そこでフードテックはこの飢餓問題の解決に貢献する活動が実現できると期待されています。

農業などの生産技術を普及し技術移転をすることで、安定した食糧生産に繋がり、代替食品などで栄養豊富な食糧を安価で購入できる環境を整えることができるといわれています。

また、食糧の長期保存をするためのシステム開発をすることで適切な保管をすることができます。

実は日本でも…

私たちが住む日本は先進国のため、このような大規模な飢餓問題は抱えていませんが、隠れた栄養失調、隠れた貧困など経済的困難や社会的要因で十分な食糧を確保できない問題があります。

日本の子供の貧困率は先進国の中でも高く、一部の家庭では十分な食事を確保することが難しい状況があったり、高齢者では低所得や一人暮らしにより十分な栄養を摂取することが困難な状況もあります。

また新型コロナの感染拡大が深刻だった頃は、アルバイトができなくなった大学生の貧困も問題となっていました。

栄養失調は経済的理由だけでなく、健康上の問題や生活スタイルにより適切な栄養を摂取していない場合もあります。特に高齢者や若年層で、この傾向が見られるそうです。

過去に私も一人暮らしをしていた時代は常に栄養失調状態で生活していました。

今ではしっかり食べるように心がけていますが、『しっかり食べる』は妊娠してから気を付けるようになったので子供から教わったといっても良いですね…。

日本では、『フードバンク』など、寄付された食糧を必要な方々へ配布する団体があります。

寄付は個人でも企業でもどなたでも可能で、スーパーの一角に回収ボックスが配置されているところもあります。

ほかには、様々な事情がある子供たちに温かいご飯を提供する『こども食堂』にも食糧を寄付することが可能で、こちらも個人でも企業でもどなたでも寄付することができます。

寄付に関する詳細は各ホームページに記載されているので、気になった方は調べてみてください!

これらの活動はフードテックとは少し違いますが、お家や企業で賞味期限・消費期限が迫っている食材や、過剰在庫などで普段なら廃棄に繋がる食材を必要な方々へ提供することで、フードロス削減に繋がります。

みなさんもお家で消費しきれない食材があったときなど、フードバンク等の寄付も利用してみてくださいね。

私は身をもって経験しましたが、食は心と体の健康に必要不可欠です!

必要と感じた方はフードバンクやこども食堂などの利用を検討してみてください!

 

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